見出し子どもの矯正CHILDREN CORRECTIONAL

子どものうちからの矯正をオススメする理由

「大人の歯が生えてきたら受け口になってきた...」「上の前歯が出ているので、口を閉じられず、いつも前歯が見えている」——お子さんの歯並びについてお悩みのお母さんはいませんか?

このページでは、お子さんの矯正の大切さや進め方についてご紹介します。

小児矯正はなぜ大切なの?

小さなお子さんをお持ちのお母さんお父さん、お子さんの歯並びでお悩みではありませんか?実は、悪い歯並びをそのままにしておくと、多くのデメリットが生じてしまいます。

たとえば、歯みがきがしづらく、磨いているつもりでも、虫歯や歯周病になりやすくなります。また、舌の位置がずれて発音がしづらくなります。きちんと咬み合わせることができず、食べ物をよく噛めないといった問題も起こります。

他にも、咬み合わせの悪さからあごや肩の筋肉バランスが崩れ、肩こり・頭痛が生じたり、見た目を気にして、何事にも消極的で、ふさぎこんでしまった子も少なくありません。

子どもの矯正について

矯正治療を行うことで、見た目の美しさと咬み合わせの機能面の両方を正しく改善することができ、下記のような良いことがあります。

●話す
きれいな歯並びと正しい咬み合わせにより、舌の動きもスムーズに。これから必需となる英語の発音もきれいになります。

●しっかり食べる
しっかり噛むことができるので、唾液の分泌を促し、消化と吸収を向上させ、健康力も高まります。

●脳の働きが活発になる
しっかり噛むことができるので、脳が刺激を受けて、知能の発達が促され、考える力がアップします。

●見た目の印象をアップさせる
きれいな歯並びと輝く笑顔は相手に好印象を与え、自分の自信につながります。

●性格が明るくなる
はじめは伏し目がちで引っ込み思案だった女の子が矯正治療をして、今では大学でダンスサークルに入りみんなの前で踊っている時が一番楽しいと答えてくれました。あの目の輝きと明るい性格は他人にも力を与えてくれるものだと感じました。

いつから治療を始めたらいいのだろう?

「子供の矯正っていつから始めたらいいの?」よく、お母さんからこんな質問をいただきます。そんな時、「永久歯の前歯と奥歯が生えてくる7歳前後で一度矯正専門医に診てもらうといいですよ」と私は答えています。

とはいえ、指しゃぶりなどが辞められなく、受け口や上下の歯で物が噛めなくなっているお子さんは3~4歳くらいから始めた方がよい場合もあります。骨格の不調和をそのままにしておくと、5年後・10年後には不調和が更に大きくなってしまい、その結果、矯正治療も難しくなってしまうからです。

もし、お子さんの歯並びが気になるようでしたら、一度矯正専門医院を訪ねてみてはいかがでしょうか。

3~6才の矯正治療

●受け口の治療
「歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)」とよばれる装置を使います。歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)を使うことで、永久歯が生えるまで待つことなく、3才くらいのお子さんでも受け口の矯正治療ができます。

使い方は、寝ているときにマウスピース型の装置をくわえるだけ。幼いお子さんにも負担が小さく、1年間程度で治療することができます。ほとんど痛みを感じることもありません。

●前歯が閉じない歯並び(開咬:かいこう)の治療
「前歯が閉じない」と指摘されたお子さんのなかで、指しゃぶりや、「舌が歯と歯の間に収まっている」ような舌癖はありませんか?

2~3才頃までの指しゃぶりは生理的なものですが、4~5才以降も継続している場合、悪い歯並びの原因となる可能性があります。こんなケースでは、舌と口の周りの筋肉を鍛えて、指しゃぶりや舌癖を治すトレーニングすることで、改善していく方法があります。

7~10才の矯正治療

永久歯の前歯と奥歯がはえそろう7才くらいからが治療の最適な時期です。歯並びのことで何かお気づきの点や、歯科検診で指摘されたことがありましたら、まずは矯正歯科専門医院に相談することをオススメします。

当院では「頭部X線規格写真(セファロ)」と呼ばれる、高度なレントゲン写真を撮影。お子さんのあごの状態が正確に把握できるため、治療が必要かどうかやスタートの時期を的確に知ることができます。

治療期間は、治療内容によりますが、おおよそ1年~1年半です。お子さんにとって、ベストな開始時期を見極めることが大切です。

もちろん、すべて永久歯に生えかわってからでも治療は可能です。しかし、7~10才の時期に行うことで、あごの骨格的なバランスを整えることができます。

成長が終わってからの骨格の改善は困難です。この時期の矯正治療をしっかり行うことで、将来的に歯を抜かないで矯正治療を行える可能性が高くなるのです。

11〜18才の矯正治療

この時期になると、ほぼ永久歯に生えかわっています。大人の成人矯正と同様、歯にブラケット(皆さんおなじみの装置)とワイヤーを付け、でこぼこを治していきます。

「治療中の見た目が気なって...」というお子さんには、目立たない白い装置や、歯の裏側から付ける装置、インビザライン(マウスピース型カスタムメイド型矯正装置)もご用意。一人ひとりのご希望にあった装置をお選びし、楽しんで矯正治療を行えるよう工夫しています。

また、この時期は部活動・習い事・塾で忙しいお子さんもいらっしゃることでしょう。当院では、平日は夜8時まで、土日も診療を行っておりますので、忙しいお子さんも通いやすいと好評です。決まった休診日も設けていませんので、進級や進学・習い事・部活の曜日が変わっても、不自由なく通院することができます。

症例

症例:下顎前突・反対咬合
主訴
受け口が気になる
診断名
アングル3級下顎前突症例
初診時年齢
4歳1か月
装置名
ムーシールド
抜歯非抜歯
非抜歯
治療期間
4か月
費用の目安
矯正料:66,000円 調整料:16,500円(5,500円×3回)
矯正歯科治療は公的健康保険の対象外の自由(自費)診療となります。
リスク副作用
・下顎の成長の度合によっては矯正治療単独で対応できないことがあります。 その際にはある程度成長の止まった後に手術を併用した外科的矯正治療 を行うことがあります。
・取り外しの矯正装置ですので使用状況が悪いと治らないことがあります。
・歯の移動に伴い歯に痛みを感じることがあります。
  • 詳細はこちらをご覧ください。

  • [症例概要]
    受け口を気にされ来院されました。
    前歯部永久歯交換までまだ時間がありましたのでムーシールドを用い、前歯部反対咬合の改善を図りました。
    装置をしっかり使ってくださったので矯正治療開始後3か月で反対咬合の改善がみられました。
    咬合も安定しましたのでムーシールドも終了し、今後は永久歯交換および上下顎の成長を経過観察となりました。
    • 治療前

    • 治療後

    症例:下顎前突・反対咬合
    主訴
    受け口が気になる
    診断名
    アングル3級下顎前突症例
    初診時年齢
    9歳3か月
    装置名
    リンガルアーチ 上顎骨前方牽引装置 マルチブラケット装置
    抜歯非抜歯
    非抜歯
    治療期間
    4年7か月
    費用の目安
    矯正料:495,000円 調整料:170,500円(5,500円×31回)
    矯正歯科治療は公的健康保険の対象外の自由(自費)診療となります。
    リスク副作用
    ・歯の移動に伴い歯に痛みを感じることがあります。
    ・下顎の成長の度合によっては矯正治療単独で対応できないことがあります。
    その際にはある程度成長の止まった後に手術を併用した外科的矯正治療 を行うことがあります。
    ・あごの成長発育や親知らずの影響などにより歯並びやかみ合わせに変化が生じる可能性があります。
    ・歯みがきが悪いとむし歯や歯周病になることがあります。
    ・保定治療中の使用時間など使用状況が悪いと歯の変化を生じることがあります。
  • 詳細はこちらをご覧ください。
  • [症例概要]
    受け口を気にされ来院されました。
    まずリンガルアーチという上あごの裏側につける固定式の装置で、逆になっている前歯を表側に押し出しました。また上顎骨の成長促進を目的として上顎骨前方牽引装置という矯正装置を併用しました。永久歯にすべて生え変わった後、すべての歯にブラケットとワイヤーを装着し第二期矯正治療を開始しました。
    第二期矯正治療開始して2年8か月後、歯並びもかみ合わせもきれいになりましたので矯正装置を外し、リテーナーによる保定治療に移りました。第二大臼歯(12歳臼歯)の萌出を待ったため矯正装置をつけている期間は長くなりましたが、その間心配していた下顎骨の成長も範囲内でありました。保定治療期間中もまだ身長は止まっていないので安心せずに下顎骨の成長経過観察を行っていく必要はあります。
    • 治療前

    • 治療後

    症例:開咬・叢生
    主訴
    前歯でものが咬めないことが気になる
    診断名
    アングル3級開咬症例
    初診時年齢
    6歳11か月
    装置名
    ムーシールド タングクリブ 上下顎側方拡大装置 マルチブラケット装置
    抜歯非抜歯
    非抜歯
    治療期間
    5年8か月
    費用の目安
    矯正料:550,000円 調整料:159,500円(5,500円×29回)
    矯正歯科治療は公的健康保険の対象外の自由(自費)診療となります。
    リスク副作用
    ・歯の移動に伴い歯に痛みを感じることがあります。
    ・歯みがきが悪いとむし歯や歯周病になることがあります
    ・親知らずの影響などにより歯並びやかみ合わせに変化が生じる可能性があります。
    ・舌癖の改善状況や保定装置の使用状況により歯の変化を生じることがあります。
  • 詳細はこちらをご覧ください。
  • [症例概要]
    前歯でものがかめないことと受け口を気にされ来院されました。
    前歯部萌出途中でしたのでまず受け口にならないようムーシールドを用い、前歯部萌出後にタングクリブを用いて前歯部開咬の改善および上下顎側方拡大装置を用いて側方歯部萌出余地の確保を図りました。
    永久歯交換後、非抜歯にて上下顎に透明なブラケットとワイヤーを装着し、第二期矯正治療を開始しました。
    第二期矯正治療開始1年8か月後、歯並びもかみ合わせもきれいになりましたので矯正装置を外し、リテーナーによる保定治療に移行しました。
    開咬という不正咬合は舌のくせによって引き起こされるものですので、矯正治療中よりMFTとよばれる口腔筋機能療法を行い舌癖の改善を図ってきました。
    MFTは矯正治療後も引き続き意識・トレーニングしていくことが大切です。
    • 治療前

    • 治療後

    症例:叢生・反対咬合
    主訴
    でこぼこが気になる
    診断名
    アングル1級叢生症例
    初診時年齢
    9歳11か月
    装置名
    リンガルアーチ 上下顎マルチブラケット装置
    抜歯非抜歯
    非抜歯
    治療期間
    1年7か月
    費用の目安
    矯正料:550,000円 調整料:99,000円(5,500円×18回)
    矯正歯科治療は公的健康保険の対象外の自由(自費)診療となります。
    リスク副作用
    ・歯の移動に伴い歯に痛みを感じることがあります。
    ・第二大臼歯萌出後にでこぼこが気になるようなら第二大臼歯も含めた全体矯正を再検討します。
    ・親知らずの影響などにより歯並びやかみ合わせに変化が生じる可能性があります。
    ・歯みがきが悪いとむし歯や歯周病になることがあります。
    ・保定治療中の使用時間など使用状況が悪いと歯の変化を生じることがあります。
  • 詳細はこちらをご覧ください。
  • [症例概要]
    右上の前歯が逆になっていることをお母様が気にされて来院されました。
    まずリンガルアーチという上あごの裏側につける固定式の装置で、右上の前歯を表側に押し出しました。
    逆のかみ合わせが治ったところで上の前歯4本に透明なブラケットとワイヤーを装着し、前歯のでこぼことすきまの改善を図りました。
    改善の最中に側方歯も乳歯から永久歯にすべて生え変わりましたので、奥のほうの歯にもブラケットとワイヤーを装着してかみ合わせの改善を行いました。
    矯正治療開始して1年7か月後、歯並びもかみ合わせもきれいになりましたので矯正装置を外しました。
    本来、第二大臼歯(12歳臼歯)の萌出および咬合を確認後、装置を外すのですがお母様よりむし歯のリスクより早く外したいとの希望がありましたので、第二大臼歯の萌出方向によっては再びブラケットとワイヤーを装着して第二大臼歯の咬合の改善を図る必要がありますということを了承いただき条件付きで外しました。
    その後幸いにも第二大臼歯の萌出方向にも問題なかったのでホッとしました。
    • 治療前

    • 治療後

    症例:上顎前突・叢生
    主訴
    前歯が出ていることとでこぼこが気になる
    診断名
    アングル2級上顎前突叢生症例
    初診時年齢
    11歳8か月
    装置名
    マルチブラケット装置 ホールディングアーチ
    抜歯非抜歯
    抜歯
    治療期間
    1年11か月
    費用の目安
    矯正料:550,000円 調整料:126,500円(5,500円×23回)
    矯正歯科治療は公的健康保険の対象外の自由(自費)診療となります。
    リスク副作用
    ・歯の移動に伴い歯に痛みを感じることがあります。
    ・歯みがきが悪いとむし歯や歯周病になることがあります。
    ・親知らずの影響などにより歯並びやかみ合わせに変化が生じる可能性があります。
    ・保定治療中の使用時間など使用状況が悪いと歯の変化を生じることがあります。
  • 詳細はこちらをご覧ください。
  • [症例概要]
    前歯が出ていることとでこぼこを気にされ来院されました。
    永久歯交換の途中でしたので非抜歯・抜歯それぞれの治療方針についてメリット・デメリットをお話ししました。
    ご家庭でお話合いを行い、出来る限り矯正装置をつける期間を短くしたいことと口元の突出を出来る限り改善したいことを希望され、今回は抜歯矯正を行うことになりました。
    永久歯交換後、抜歯を行い上下顎に透明なブラケットとワイヤーを装着し、矯正治療を開始しました。
    1年11か月後、抜歯後のスペースも閉じ、歯並びもかみ合わせもきれいになりましたので矯正装置を外し、リテーナーによる保定治療に移行しました。
    以前はテレビを見てるときポカンと口を開けていることが多かったのですが矯正治療を行ってからそれが少なくなりましたとお母さまはお話しされていました。
    抜歯が必要かどうか、これは多くの議論あるかと思いますが私見を申し上げれば、必ず非抜歯・必ず抜歯と決めてかかる必要はないと思います。
    一人ひとり非抜歯、抜歯どちらがベストなのかは異なりますので、どの治療方針が最善なのかをまず私が考えます。
    そして患者様にそれぞれのメリット・デメリットをお話しし、共に考え決めていくことが大切であると思います。
    • 治療前

    • 治療後

    症例:八重歯・叢生
    主訴
    八重歯とでこぼこが気になる
    診断名
    アングル1級叢生症例
    初診時年齢
    10歳3か月
    装置名
    側方拡大装置 マルチブラケット装置
    抜歯非抜歯
    非抜歯
    治療期間
    2年4か月
    費用の目安
    矯正料:550,000円 調整料:137,500円(5,500円×25回)
    矯正歯科治療は公的健康保険の対象外の自由(自費)診療となります。
    リスク副作用
    ・歯の移動に伴い歯に痛みを感じることがあります。
    ・歯みがきが悪いとむし歯や歯周病になることがあります。
    ・親知らずの影響などにより歯並びやかみ合わせに変化が生じる可能性があります。
    ・舌癖の改善状況や保定装置の使用状況により歯の変化を生じることがあります。
  • 詳細はこちらをご覧ください。
  • [症例概要]
    八重歯とでこぼこを気にされ来院されました。
    永久歯萌出途中でしたのでまず上下顎側方拡大装置を用いて側方歯部萌出余地の確保を図りました。
    拡大後、非抜歯にて上下顎に透明なブラケットとワイヤーを装着し、個々の歯の移動を開始しました。
    ブラケット装着1年5か月後、歯並びもかみ合わせもきれいになりましたので矯正装置を外し、リテーナーによる保定治療に移行しました。
    現在保定治療も終了しておりますが、第三大臼歯(親知らず)が4本あるため今後時期をみて抜歯を行っていく予定です。
    • 治療前

    • 治療後

    子どもの矯正歯科治療ガイドライン

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    〒277-0075
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    1時間分の駐車料サービスあり

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